第1世代ミニ最強のパワーを
2006年7月12日より販売開始されたMINIクーパーS・パワーアップキット搭載モデルが「ミニクーパーS ジョン・クーパー・ワークス GP キット(MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kit)」です。このモデルは、6速MTミニクーパーSをベースに最高出力218ps(7,100rpm)、最大トルク250Nm(4,600rpm)まで高めたBMWミニ史上最強の1台(ミニクーパーSは170ps/220Nm)。世界限定2,000台、日本では限定160台で販売価格は395万円となっています。
ジョン・クーパー・ワークスGPキットの特徴
モンスターマシンというに相応しい装備内容
最上位モデルのミニクーパーSをベースに吸排気系のチューンナップを施し、専用の懸架装置やエアロ、ホイール、ブレーキなどを惜しみなく搭載しているのが特徴。これにより通常オプションのJohn Cooper Worksチューニングキット装着車と比べても、最高出力で8ps、最大トルクで5Nmの向上が図られていますよ。なお、パワーウェイトレシオ(車両重量/馬力)は、5.46kg/psでMINI Cooper Sに比べて20%以上改善しています。
軽量化のために後部座席は廃止され、ツーシーター(2人乗り)となっているのも特徴。さらに性能面だけではなく、スタイルでも専用カラーの「サンダー・ブルー」とされていたり、屋根には『GP xxxx』と『0001』から『2000』までのユニークな数字が刻印されていたりとファンにはたまらない設定になっています。
このモデル、これら140万円相当のカスタマイズを施したにも関わらず、販売価格は395万円とミニクーパーSよりも110万円アップに抑えられています。
ジョン・クーパー・ワークスGPキットのフォトギャラリー
John Cooper Works GPとは
ジョン・クーパー・ワークスは、英国モータースポーツ、とくにMINIチューニングの代名詞といえる存在。創設者のジョン・クーパー氏は2000年12月に故人となったが、現在は息子のマイク・クーパー氏により伝統は受け継がれている。マイク氏の経営するショップでは、新旧MINIの販売とチューニング、新型MINIのワンメイク・レース(MINI CHALLENGE)へのマシン供給とレースの管理などを行なっている。