ミニロードスター(R59)、ミニクーペ(R58)とは?
第2世代ミニの中でもっともスポーティな走りが楽しめるミニ
まず、最初にロードスターとクーペの特徴について紹介しましょうか。どちらもミニのラインナップに登場したのは10年ほど前で、すでに販売終了となった第2世代のミニです(現在販売中のミニは第3世代)。ミニクーペ(R58)が登場したのは2011年9月、ミニロードスター(R59)は2012年1月で、どちらのモデルもエンジンは改良された後期型が採用されています。
どちらのモデルも2シーター(2人乗り)モデルで、ミニロードスターは手動でソフトトップ(屋根)が開閉できるオープンカーですが、ミニクーペは屋根の開閉はできません。意外と知られていませんが、両モデルとも他のハッチバック系モデル(3ドアやコンバーチブルなど)よりフロントガラス13℃が寝ており、重心も低く設定されています。
さらに、ミニロードスターやミニクーペはボディ剛性が他モデルより強化されており、コーナリングで明らかに違いがわかるほどボディがしっかりしています。ロードスターとクーペが現在のミニの中でもっともスポーツ性能に長けているのは、こういった設計が影響しているのです。
ミニロードスター(R59)、ミニクーペ(R58)のスペック表
ロードスター | クーペ | |||
---|---|---|---|---|
クーパー | クーパーS | クーパー | クーパーS | |
価格(万円) | 357 | 387 | 318 | 362 |
乗車定員(人) | 2 | 2 | 2 | 2 |
最高出力(ps) | 122 | 184 | 122 | 184 |
最大トルク(Nm) | 160 | 240 | 160 | 240 |
燃費(JC08) | 15.4 | 15.4 | 15.4 | 15.4 |
全長(mm) | 3,740 | 3,745 | 3,740 | 3,745 |
全幅(mm) | 1,685 | 1,685 | 1,685 | 1,685 |
全高(mm) | 1,385 | 1,385 | 1,380 | 1,380 |
車両重量(kg) | 1,200 | 1,260 | 1,200 | 1,260 |
トランク容量(L) | 240 | 240 | 280 | 280 |
タイヤ | 195 / 55R16 | 205 / 45R17 | 175 / 65R15 | 195 / 55R16 |
ミニロードスター(R59)、ミニクーペ(R58)はクーパー、クーパーSのグレードのみ設定
ミニロードスター(R59)、ミニクーペ(R58)はもクーパー、クーパーSのラインナップでONEの設定はありません。また、ロードスターのみ、ミニ3ドア(R56)などの当時のハッチバック系モデルより、ホイールが1サイズ大きく設定されていました(クーパーが16インチ、クーパーSが17インチ)。一方ボディサイズは全高が30mm低いことを除けば、ミニ3ドア(R56)と数値は変わりません。
ミニロードスター(R59)、ミニクーペ(R58)の積載性は現行ミニ3ドア(F56)より上
ミニロードスター(R59)、ミニクーペ(R58)は2シーターのスポーツモデルなので、積載性が悪いイメージがあるかもしれません。しかし、第2世代のミニ3ドア(R56)の160L、現行のミニ3ドア(F56)の211L、ミニ5ドア(F55)の278L、ミニコンバーチブル(R57)の170Lと比べると、ロードスターが240L、クーペが280Lと、実はハッチバック系モデルの中では積載性がいいモデルです。
ちなみに、ミニロードスターの容量がミニクーペより少し小さいのはソフトトップの収納スペースのためです。また、トランクルームには座席からもアクセスできるトランクスルー用のドアも用意されており、ミニロードスター、ミニクーペの積載性、使い勝手は問題ありません。
ミニロードスター(R59)、ミニクーペ(R58)の違い
ミニロードスター(R59)、ミニクーペ(R58)のどちらもしっかりとしたボディを採用しているものの、ルーフの有無からミニクーペの方がボディ剛性がしっかりとしています。ミニクーペにはルーフエンドスポイラーや時速80㎞を超えると自動的に立ち上がるリアスポイラーも装備されており、走りを求める人はミニクーペがおすすめです。ミニロードスターは走りも楽しみたいけれど、解放感も欲しいという方にオススメします。
ミニロードスター(R59)、ミニクーペ(R58)の中古車相場
下記に2021年8月現在のミニロードスター(R59)、ミニクーペ(R58)の中古車相場をご紹介します。どちらのモデルも趣味性が強いスポーツモデルのため、新車販売台数が限られていました。そのため、国内で流通する中古車の台数はミニロードスター(R59)が14台、ミニクーペ(R58)が38台と非常に少ないです。
また、ミニロードスター(R59)、ミニクーペ(R58)は通勤などでの日用利用ではなく、週末など特別な時に運転する使い方のオーナーが多かったのか年式の割に走行距離が少ない中古車が多いです。
ミニロードスター(R59)の中古車相場
2013年 | 2014年 | 2015年 | |
---|---|---|---|
310万円以上 | 1台 | ||
270万円台 | 1台 | ||
260万円台 | 2台 | ||
240万円台 | 2台 | 1台 | |
230万円台 | 1台 | ||
200万円台 | 1台 | ||
190万円台 | 1台 | 1台 | |
180万円台 | 1台 | ||
130万円台 | 1台 | ||
130万円未満 | 1台 |
ミニクーペ(R58)の中古車相場
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | |
---|---|---|---|---|
260万円以上 | 3台 | |||
240万円台 | 1台 | |||
220万円台 | 1台 | |||
200万円台 | 1台 | |||
190万円台 | 2台 | 1台 | ||
180万円台 | 1台 | 1台 | ||
170万円台 | 2台 | 1台 | ||
160万円台 | 1台 | 1台 | ||
150万円台 | 1台 | |||
140万円台 | 1台 | 3台 | ||
130万円台 | 2台 | 3台 | 2台 | |
120万円台 | 2台 | 1台 | ||
110万円台 | 2台 | |||
90万円台 | 1台 | 1台 | ||
80万円台 | 2台 | 1台 |
ミニロードスター(R59)の中古車購入時はウインドディフレクターの有無をチェック!
ロードスターの購入の場合、チェックして欲しいのは後方からの風の巻き込みを防ぐウインドディフレクターが装備されているかどうか、です。これがないとオープン状態での走行で、かなりの風が巻き込まれてきます(ちなみにオープンカーは、後ろから前に風が吹きます)。