MINIニュース

MINI史上最速モデル「MINI John Cooper Works GP」誕生

2021.07.30MINIニュース

公道を走行可能な英国ブランド車として最速のモデル


ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: クリスチャン・ヴィードマン)は、全世界限定3,000台のみを生産するMINI史上最速モデルとなる「MINI John Cooper Works GP(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・ジー・ピー)」の予約注文の受付を、全国のMINI正規ディーラーで本日より開始し、2020年夏頃より順次納車を開始する予定である。日本へは、限定240台の導入となる。

より卓越した性能を発揮し、レーシング・コースと日常での走りに対応可能な、英国のプレミアム・ブランドのMINI John Cooper Works GPは、モータースポーツにおいて培われた技術を余すことなく採用し、MINI史上最高のパフォーマンスを発揮する。MINI John Cooper Works GPに搭載される直列4気筒MINIツインパワー・ターボ・エンジンは、ベースモデルとなるMINI John Cooper Worksより最高出力を75PS(55kW)アップさせ、最高出力306PS (225kW)、最大トルク450Nmを発揮する。さらに、ドライビング・ダイナミクスを最適化することにより、0-100km/hは、僅か5.2秒を実現している。

モデル 希望小売価格
MINI John Cooper Works GP ¥5,760,000

MINI史上最強となるMINIツインパワー・ターボ・エンジン

MINI John Cooper Works GPに搭載される2リッター4気筒エンジンは、MINI John Cooper Worksモデルに搭載のエンジンをベースに改良を加え、とりわけ、サーキット走行において最高のパフォーマンを発揮する、最新のMINIツインパワー・ターボ・エンジンである。MINI John Cooper Works搭載エンジンに、クランクシャフトやベアリング、ピスント、コネクティング・ロッド、バイブレーション・ダンパーを最適化し、さらに、オイル供給やクーリング・システムを最適化することにより、最高出力を75PS(55kW)高め、最高出力306PS (225kW)、450Nmの最大トルクを1,750rmpで発揮し、0-100km/h加速は僅か5.2秒、最高速は265㎞/hに到達する。また、情熱的な力強いサウンドを奏でる、スポーツ・エギゾースト・システムを搭載している。

ドライビング・ダイナミクス

MINI John Cooper Works GPに搭載の8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションは、トルセンLSD(機械式リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)と組み合わされ、サスペンションはMINI John Cooper Worksモデルより10mm下げ、スポーツ・ブレーキ・システムを採用している。エンジン・マウント、ボディ構造、フロント・アクスルからリア・アクスルに至るサスペンション・システムの構造を再設計し、さらにボディ剛性を高めた事により、MINI John Cooper Works GPは、サーキットにおける走行性能を最大限まで高められている。

最大限のエアロ・ダイナミクスを実現するデザイン

MINI John Cooper Works GPの、純粋でありながら極めてエモーショナルなデザインは、歴代のGPモデルの遺伝子と卓越した運動性能をこれまで以上に強く、色濃く再現している。ボディ・カラーは、専用に開発された「レーシング・グレー・メタリック」を採用し、見る角度によってライト・グレーからブルー・バイオレットへと移り変わることで、力強さと深みを生み出し、ルーフとミラー・キャップのメルティング・シルバーが鋭いアクセントとなっている。

そして、ワイドなトレッド、大きなフロント・エプロン、張り出したホイール・アーチ・カバーを備えたフロント・デザインと、車両正面からも見えるリア・スポイラーが、妥協のないダイナミックなパフォーマンスを想起させる、存在感のあるシルエットを形成している。ボンネット上のエア・スクープや、「GP」のロゴがあしらわれたラジエター・グリルなど、John Cooper Works特有の装備がスポーティな印象を強調する。サイドに装備されたホイール・アーチ・カバーは、軽量素材であるカーボン・ファイバーを使用してハンド・メイドで成型され、あえて繊維の編込みが見えるデザインとなっている。

リアの大型のリア・スポイラーは、スポーティな全体のスタイリングを形成しながら、圧倒的な走行性能を支える空力性能を備え、下部中央に目を引くように配置されたクラシックなステンレス・スチール製ダブル・テールパイプは、John Cooper WorksのDNAを体現している。

レーシング・スタイルを備えた内装

内装は、MINI John Cooper Works GPの名に相応しく、レーシング・スタイルを採用しており、先代モデルと同じくリア・シートを装備せず、フロント・シートの後ろにはクロス・バーのみをシンプルに採用することで、レースの雰囲気を演出している。ダーク・カラーとレーシング・モデルに相応しい素材の組合せ、そして所々にアクセントとして装備されている高品質なパーツによって、スポーティさと上質さを融合させた贅沢な空間となっている。

さらにMINI John Cooper Works GPには、六角形の模様が刻まれた金属性のシフト・パドルや、ステアリング・ホイールのスポーク部と助手席周りのインテリア・トリム・ストリップなど、3Dプリンターによって成形したパーツを採用している。そしてトリム・ストリップには各車両固有のシリアル・ナンバーが刻印されている。

MINI John Cooper Works GPの主な装備内容

・最高出力306PS (225kW)、最大トルク450Nmを発揮する高性能エンジン
・トルセンLSD搭載の8速スポーツ・オートマチック・トランスミッション
・軽量鍛造18インチ ホイール及び、225/35スポーツタイヤ
・専用サスペンションとキャンバー角の最適設定化
・スポーツ・ブレーキ・システム
・ボディ・カラー「レーシング・グレー・メタリック」
・カーボン製ホイール・アーチ・カバー
・専用リア・スポイラー
・専用デジタル・メーター・クラスター