初代~第4世代までのミニ3ドアのリア周り、テールライトのデザインの変遷を調べてみました
MINIは他メーカーの車と比べると、フルモデルチェンジが実施されて旧モデルとまったく違う車に生まれ変わった、などということはありません。MINIに詳しくない人が各世代のMINIを見ても、どれも同じメーカーの車だとわかります。逆に、MINIに詳しくない人はどの世代のMINIを見ても違いがわからない可能性があるくらいです。
しかし、世代を経るにつれ、マイナーチェンジ・フルモデルチェンジを繰り返す度に少しずつMINIは進化しています。以前、別記事でMINIのフロントマスクのデザインの変遷を紹介しましたが、今回は初代~第4世代までのミニ3ドアのダッシュボード、コクピット周辺のデザインの変遷を調べてみました。
初代~第4世代までのミニ3ドアのリア周りのデザインを比較
上記写真が初代~第4世代までのミニ3ドアのリア周りになります。紹介している車種のグレードがクーパーとクーパーSが混在しているのはご容赦ください。この写真でお伝えしたいのは、世代が変わってもMINIは急なデザインの変更は行わないということです。細部のパーツデザインやカラーに変更はあるものの、一貫したデザインコンセプトが貫かれていることがわかります。
初代~第3世代までのミニ3ドアのテールライトのデザインを比較
初代~第4世代までのミニ3ドアのリア周りデザインに急激な変化はないと書きましたが、テールライトのデザインは世代によって違いがあります。どの世代のミニも、上記のクラシックミニのリア周りのデザインをベースにしています。それを踏まえた上で下記の初代~第4世代までのミニ3ドアのテールライトのデザインをご覧ください。
第1世代、第2世代ミニのテールライトの幅の細さは、クラシックミニになるべく寄せようとしているのがわかります。第3世代からはテールライトの幅が広がり、視認性が上がりました。また、第3世代中期以降はユニオンジャック柄のテールライトが採用されました。
前の章で第4世代ミニのBEVのテール周りの写真を紹介しました。その写真ではテールライトのデザインが縦型のモノではなく、現代風の形状になっています。ガソリンエンジン搭載の第4世代ミニ3ドア(F66)は開発車両の段階では下記写真のように第3世代ミニ同様の縦型デザインのテールライトが採用されていました。
しかし、2024年2月に発表された下記の広報写真では、ガソリンエンジン搭載の第4世代ミニ3ドア(F66)も、BEV同様のテールライトが採用されています。第4世代ミニ3ドア(F66)の正式リリースが近づいたこの段階で採用されたテールライトですから、第4世代ミニ3ドア、5ドアではこの形状のテールライトが正式装備になったということなのでしょう。