ミニコンバーチブル(F57)とは?
ミニコンバーチブル(F57)はミニ3ドアをベースにしたソフトトップのオープンカーです。18秒で開閉する電動ソフトトップを採用、フロントシートの天井だけを開閉できるスライディングルーフ機能を装備するなど、季節に合わせたスタイルでオープンカーを楽しめます。オープンカーなので荷物の積載はミニ3ドアに劣ると思いきや、ミニ3ドアのトランク容量211Lに対して、ミニコンバーチブル(F57)のトランク容量は215L(オープン時は160L)と必要十分な積載性を保持しています。
ミニコンバーチブル(F57)は趣味性の強いモデルのため、用意されているグレードはクーパー、クーパーS、ジョンクーパーワークス(JCW)のみです。ミニコンバーチブル(F57)のユーザーは内外装に一定以上のクオリティを求める方が多く、そのためクーパー以上のグレードしか設定されていません。また、デザインの良さだけではなく、走行性能にもこだわりたいユーザーが多いため、ディーゼルエンジンはなく、ガソリンエンジンモデルのみとなっています。
ミニコンバーチブル(F57) クーパー、クーパーS、JCWのグレードの違いは?
クーパー | クーパーS | ジョンクーパーワークス(JCW) | |
---|---|---|---|
標準車両本体価格 | 381万円 | 448万円 | 542万円 |
駆動方式 | FF | FF | FF |
エンジン種類 | 直列3気筒DOHCターボ | 直列4気筒DOHCターボ | 直列4気筒DOHCターボ |
排気量 | 1498cc | 1998cc | 1998cc |
トランスミッション | 7AT | 7AT | 8AT |
使用燃料 | ハイオク | ハイオク | ハイオク |
最高出力 | 136ps | 192ps | 231ps |
最大トルク | 220Nm | 280Nm | 320Nm |
燃費(JC08モード走行) | 16.4km/L | 15.5km/L | -km/L |
タイヤサイズ | 195/55R16 | 205/45R17 | 205/45R17 |
ミニコンバーチブル(F57)はクーパー、クーパーS、ジョンクーパーワークス(JCW)の3つのグレードに分けられます。グレードが上がるほどエンジンパワー、トルクの数値が大きくなっていくのは上記表の通りで、クーパーは1498ccのガソリン車、クーパーSとJCWは1998ccのガソリン車を選ぶことができます。
また、グレードごとに選択できるボディーカラーが違います。具体的には下記表の通りです。グレードが上がるほど選択できるボディカラーが増えていくと考えてください。
グレード | ボディカラー |
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ミニクーパー |
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ミニクーパーS |
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ジョンクーパーワークス(JCW) |
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各グレードの詳細な仕様については下記カタログページをご覧ください。
結局、ミニコンバーチブル(F57)のグレードはどう決めればいい?
ミニコンバーチブル(F57)のグレード選びはオプションなどを比較し、ディーラーのセールスと細かく話し合いながら決めて欲しいのですが、参考までにアドバイスすると…
・ミニクーパー・クーパーD:上品な質感のミニが欲しい。自分好みにカスタマイズもしたい
・ミニクーパーS・クーパーSD:パワフルでしっかり走るミニが欲しい。好みのミニにカスタマイズもしたい
・ジョンクーパーワークス(JCW):特別なエンジン性能とラグジュアリーなインテリアのミニに乗りたい
このように考えてみてはいかがでしょうか。
ミニコンバーチブル(F57)のマイナーチェンジ年表
ミニコンバーチブル(F57)が発表されたのは2016年3月で、これまでに下記表のマイナーチェンジが行われました。
年月 | マイナーチェンジ内容 |
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2016年3月 | ミニコンバーチブル(F57)発表 |
2018年3月 | マイナーチェンジ発表。マイナーチェンジ後モデルの国内販売は5月から。マイナーチェンジ概要はヘッドライトデザインの変更、ユニオンジャックデザインのテールライト採用。ガソリンエンジンのトランスミッションを6ATから7DCT化。マルチファンクションステアリング、ドライビングアシストが標準採用。 |
2021年3月 | フロントマスクデザインが大幅に変更。インテリアの各部デザインもアップデートされており、アダプティブクルーズコントロールが渋滞時のストップ&ゴーにも対応できるようになりました。 |
ミニコンバーチブル(F57)の他社モデルのライバルは?
BMW MINI | BMW | メルセデスベンツ | マツダ | ダイハツ | |
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ミニコンバーチブル(F57) クーパー(7AT) | 4シリーズ 420iカブリオレ(8AT) | Cクラス C180カブリオレスポーツ(9AT) | ロードスター Sスペシャルパッケージ(6AT) | コペン ローブ(CVT) | |
全長(mm) | 3835 | 4775 | 4700 | 3915 | 3395 |
全幅(mm) | 1725mm | 1850 | 1810 | 1735 | 1475 |
全高(mm) | 1415mm | 1395 | 1410 | 1235 | 1280 |
ホイールベース(mm) | 2495 | 2850 | 2840 | 2310 | 2230 |
重量(kg) | 1330kg | 1710 | 1710 | 1050 | 870 |
トランク容量(L) | 215 | 300 | 285 | 130 | – |
新車価格 | 381万円 | 641万円 | 667万円 | 293万円 | 188万円 |
エンジン | 直列3気筒DOHCターボ | 直列4気筒DOHCターボ | 直列4気筒DOHCターボ | 直列4気筒DOHC | 直列3気筒DOHCターボ |
総排気量(cc) | 1498 | 1998 | 1496 | 1496 | 658 |
最高出力(ps) | 132 | 184 | 156 | 132 | 64 |
最大トルク(Nm/rpm) | 220 | 300 | 250 | 152 | 92 |
JC08モード燃費(km/L) | 16.4 | 15.4 | – | – | – |
駆動方式 | FF | FR | FR | FR | FF |
タイヤサイズ | 195/55R16 | 225/50R17 | 225/45R18 | 195/50R16 | 165/50R16 |
オープンカーはどのメーカーのモデルも個性が強く、ライバル比較は非常に難しいです。ミニコンバーチブル(F57)のライバルとして輸入車からはBMWの4シリーズ カブリオレ、Cクラス カブリオレスポーツを挙げましたが、ボディサイズや価格がまったく違うため参考にはなりませんね。むしろコンパクトなオープンカーというジャンルでのライバルなら、マツダ ロードスターやダイハツ コペンの方が比較対象になるかもしれません。ダイハツ コペンもミニコンバーチブル(F57)とは価格やボディサイズがまったく違いますが、コンパクトなサイズで軽快に走る…という点ではミニに共通するところがあります。実際、コペンオーナーがMINIに乗り換えるケースは意外とあります。
少々強引にミニコンバーチブル(F57)のライバルモデルを紹介しましたが、オープンカーモデルはハッチバックやSUVモデルのように多くのモデルを比較して選ぶような車ではありません。求めるボディサイズと官能的な走行性能、好きなデザインを突き詰めた結果、ミニコンバーチブル(F57)一択だったという方が多いのではないでしょうか。