MINI新車購入ガイド

ミニクロスオーバー(F60)の4WD性能&積載性能、使い勝手を徹底調査!

2021.11.26MINI新車購入ガイド

ミニクロスオーバー(F60)ってどんな車?


先代ミニクロスオーバー(R60)が2017年2月にフルモデルチェンジし、登場したのがミニクロスオーバー(F60)です。先代モデルより全長210mm、全幅30mm、全高45mmサイズアップされたものの、全長4315mm、全幅1820mmのボディはSUVとしてはまだまだコンパクトなサイズで都心を走らせても大きさが気になることはありません。

フロントマスクなどのデザインは先代モデルの良さは踏襲しつつ、ややマッチョなアクセントが付与されています。トランクルーム容量は450L、リアシートを倒せば最大1390Lもの積載スペースを持ち、ゴルフやアウトドアなどでの荷物の積載に困ることはありません。ミニと言えばコンパクトで荷物の積載性に乏しいと言われることもありますが、ミニクロスオーバー(F60)なら安心。後部座席のスペースも広々としているので家族での旅行や帰省時も快適に過ごせるでしょう。

調度いいサイズと十分な積載性、太いトルクが自慢のエンジンなど、魅力に溢れるミニクロスオーバー(F60)は世界中で人気で、現在新車販売されるミニの約30%はミニクロスオーバー(F60)の販売実績となっています。

ミニクロスオーバー(F60)の4WD「ALL4」って?

ミニクロスオーバー(F60)の4WD「ALL4」って?

オンロードでもオフロードでも確実なトラクションが実現する4WDシステム

ミニクロスオーバーに搭載されている4WDシステム「ALL4」は電子制御式のクラッチを採用しています。普段の道ではミニらしいダイナミックなハンドリングを披露しつつ、滑りやすい路面や悪路では安定した走りをサポートしてくれる4WDシステムです。

通常の走行状態

通常時はトルクの100%が前輪に分配され、FF車として、無駄な燃料の消費を抑えて効率的に走ります。

急カーブ時

角度のきついカーブの場合、FF車だとアンダーステア(意図したラインよりも、実際の走行ラインが外側に膨らむ現象)が出やすくなります。その際はトルクの一部を後輪へ分配することで、自然なラインに近づけます。

滑りやすい路面、濡れた路面

滑りやすい路面で前輪が空転しそうなのを検知すると、トラクションを後輪にも分配し、走りを安定させます。

凹凸のある路面、悪路

路面に凹凸がある場合も、滑りやすい路面と同様に、前輪が空転しそうになる場合があります。その際は同様に後輪にトルクを分配し、安定して進めるようにします。

ALL4が選べるミニクロスオーバー(F60)のグレードと新車価格は?

ALL4が選べるグレードとその価格は?
2020年のマイナーチェンジ時に一部グレードが廃止され、現在はクーパーSD、クーパーSEはALL4、クーパーDのみALL4の設定がありません。マイナーチェンジ前のモデルのラインナップも含めて、ALLが設定されているグレードと価格をご紹介します。

ONE ミニクロスオーバー クーパー ミニクロスオーバー クーパーD ミニクロスオーバー クーパーS ミニクロスオーバー クーパーSD ミニクロスオーバー ALL4 クーパーSE ミニクロスオーバー ALL4 ジョンクーパーワークス(JCW) ミニクロスオーバー ALL4
駆動方式 FF FF FF FF フルタイム4WD(ALL4) フルタイム4WD(ALL4) フルタイム4WD(ALL4)
標準車両本体価格 350万円 406万円 430万円 473万円 510万円 510万円 609万円

ALL4だけじゃない!ウィンターシーズンに便利なミニクロスオーバーの機能いろいろ

ALL4だけじゃない!ウィンターシーズンに便利なミニクロスオーバーの機能いろいろ

広いトランクルームと分割可倒式の後部座席で、大人数でも大荷物でもOK!

ミニクロスオーバーのトランクルームは通常時でも450Lと、小旅行程度では十分な容量を持っています。これに加え、後部座席を倒すことでさらに容量を拡大することができます。この後部座席は背もたれが40:20:40の分割可倒式のため、乗車人数や荷物の量に合わせて、自在にアレンジすることが可能です。たとえば背もたれの真ん中だけを倒してスノーボードのような長い荷物を入れつつ、4人で乗車するような使い方もでき、非常に便利といえます。トランクルームの床と背もたれの間に段差がなく、フルフラットになるのも嬉しい点ですね。さらに後部座席自体が60:40に分かれ、それぞれ前後スライドが可能なので、トランクルームの広さギリギリの大きさの荷物を積むときにも安心です。

ちょっとした休憩やシューズの履き替えに便利なピクニックベンチ

ちょっとした休憩やシューズの履き替えに便利!MINIピクニックベンチ
ミニクロスオーバーのユニークな装備の一つに、MINIピクニックベンチ(オプション)があげられます。これはリアゲートの開口部下端に展開されるベンチ状のクッションで、この部分に腰掛けてくつろぐことができるという斬新なものです。さらにバンパー方向に垂れ下がる防水フラップが付属しており、バンパーが泥で汚れていても、座った際に服が汚れる心配がありません。ちょっとした休憩はもちろん、ウィンタースポーツやサイクリングの際の靴の履き替えにも便利な装備ですね。

冷えた体を温めてくれるシートヒーター

ALL4搭載モデルには、運転席・助手席にシートヒーターが装備されます。座面、背もたれ両方から身体を温めてくれるので、ウィンタースポーツで冷えた身体には嬉しい装備です。強さも3段階から選べるので、寒い季節は日常的にお世話になりそうですね。

フロントガラスの曇りや凍結も心配なし!

冬のドライブではフロントガラスの曇りや凍結が心配ですが、ミニクロスオーバーにはボタン1つでフロントガラスを温め、曇りや凍結を解消する機能があります。さらに電気で暖められたウィンドウウォッシャー液を放射することで、フロントガラスの雪や氷を効率よく除去する効果もあります。毎年手をかじかませながらフロントガラスの雪をどけている雪国のユーザーには、非常に嬉しい装備といえそうです。
※全グレード共通の装備となります。

サイドミラーにもヒーター内蔵!極寒でもクリアな後方視界を確保

更にサイドミラーにも電気式のヒーターを内蔵しているため、極寒地域での雪や氷を効率的に除去し、常にクリアな視界を確保することができます。都市部では活躍の機会は限られる装備ですが、あると安心なのは間違いありません。

自動ドライビングライト付きレイン・センサーで突然の悪天候でも安心

雪だけでなく雨の際にも便利なのが、自動ドライビングライト付きレイン・センサーです。これは雨を感知すると自動的にライトを点灯させる装備で、ミニクロスオーバー全グレードに標準装備されています。雨天時は視界が悪くなるため、自車の存在を確実に認識してもらうためにも、ライトの点灯は有効な手段です。雨の多いイギリス発のブランドらしい配慮といえます。

ただの「大きなミニ」じゃない!ミニクロスオーバーは冬も最高の相棒

ただの「大きなミニ」じゃない!ミニクロスオーバーはこの冬最高の相棒
ミニクロスオーバーには4WDのALL4をはじめ、寒冷地での移動やアウトドアに便利な装備が多数用意されていましたね。最後に、ミニクロスオーバー(F60)ALL4の魅力がわかる公式動画をご覧ください。