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MINIのSUVカテゴリにミニエースマン(MINI ACEMAN)が登場!【コンセプトモデルが公開】

2024.06.30MINIニュース

ミニエースマン(MINI ACEMAN)、ミニクロスオーバーに続く新しいSUVモデル


これまでミニクロスオーバーのみが設定されていたMINIのSUVカテゴリに新しいモデル、ミニエースマン(MINI ACEMAN)が追加されることになりました。上記写真はコンセプトモデルの写真で、2024年発売予定のモデルは多少デザインが変更されるかもしれませんが、SUVカテゴリのモデル追加が楽しみですね。

MINIの次期モデルの噂の1つに、「第2世代ミニで販売されていたミニペースマンが復活?」というものがありました。今回発表されたミニエースマン(MINI ACEMAN)は恐らく、ミニペースマン復活の噂の元になった開発車両なのでしょう。かつてのミニペースマンは4名乗車モデルで後部ドアを持たないモデルでしたが、今回のミニエースマンは5名乗車モデルで、後部ドアも装備されています。デザイン面では一部にミニペースマンとの共通点も感じられますが(後述するルーフライン部分)、まったく別のニューモデルと言っていいでしょう。

※2024年6月にミニエースマンの正式な国内販売がアナウンスされました。正式発表後のミニエースマンについての記事は下記をご覧ください。

ミニエースマン(MINI ACEMAN)とミニクロスオーバーのボディサイズの違いは?

全長 全幅 全高
ミニエースマン 4050mm 1990mm 1590mm
ミニクロスオーバー 4315mm 1820mm 1595mm
ミニ5ドア 4000mm 1725mm 1445mm

ミニエースマン(MINI ACEMAN)のデザイン面に触れる前に、まずはボディサイズを見てみましょう。今回発表されたミニエースマンのコンセプトモデルのボディサイズは全長4.05m、全幅1.99m、全高1.59mとなっています。

このボディサイズを同カテゴリのミニクロスオーバーと比較すると全長で26.5cm減、全幅17cm増、全高は5mm減となっています。全長だけを見るとミニ5ドアとほぼ同じサイズになりますが、全幅がほぼ2mとトヨタ ランドクルーザー並みの数値で、これまでのMINIの中では最大サイズとなります。市販モデルでも、この全幅で販売されるとしたら買い手がかなり限られてしまいそうです。

ミニエースマン(MINI ACEMAN)は電気自動車のラインナップのみ?


今回のコンセプトモデルは「MINIが完全電動化の将来に向けて取り組んでいることを物語るコンセプトモデル」とされています。2024年販売予定の市販モデルもEV(電気自動車)のみのラインナップになるのでしょうか?

現在、ミニにラインナップされている電気自動車はミニ3ドアに設定されているミニクーパーSEのみです(ミニクロスオーバーにはPHEVモデルがあります)。ミニ3ドアのEVも2017年7月に今回と同様のコンセプトモデルが発表されていましたが、実際に市販される際はガソリン、ディーゼルモデルも設定されていました。おそらく、ミニエースマンもEV以外のエンジン設定も準備されるのではないでしょうか。

ミニエースマン(MINI ACEMAN)のデザインコンセプトは?


ミニエースマン(MINI ACEMAN)のデザインを語る上でのポイントはサステナブル(ずっと続けていられること)です。クロームメッキパーツを極力排し、内装にはリサイクルされた繊維が利用されています。

ライトグリーンのLED照明で縁取られた八角形のフロントグリル


ミニ伝統のデザインが受け継がれた八角形のフロントグリルはライトグリーンのLED照明で縁取られ、フロントグリル上部にはLEDで各種サインが表示できる設計となっています。グリル内がLEDで装飾されているため、従来のミニに採用されていたフロントグリルのルーバー(写真右、F56初期モデルのグリル)は用意されていません。

かつてのペースマンを彷彿とされるリア下がりのルーフライン


また、ミニエースマンはかつての第2世代ミニペースマン(R61)のように、リアに向かうほど下がってくるルーフラインが特徴的で、リアがコンパクトに見えるようにデザインされています。写真右側が現行のミニクロスオーバーのサイドショットなので、ミニペースマンと見比べてみてください。

車内中央に配置された有機ELディスプレイ


室内はシンプルにまとまっています。車内中央には有機ELディスプレイとトグルスイッチが配置されており、不要なモノがそぎ落とされたインテリアデザインとなっています。

ミニエースマン(MINI ACEMAN)の最終走行テストが無事完了! 販売は2025年?


2024年1月31日のメーカーリリースによると、ミニエースマンでの開発最終段階での公道テストが無事終わったとのことです。開発車両は従来からの噂通りBEV(電気自動車)モデルでバッテリーの蓄電容量は54.2kWhとのこと。もうすぐ販売開始の新型ミニカントリーマン(U25)のBEVに搭載予定のバッテリーの蓄電容量66.45 kWhの予定で、1回の充電での航続距離は最大で433kmでしたから、ミニエースマンのこの開発車両の航続距離は最大で400kmほどでしょうか。ついに最終開発テストが終わったということですから、今年の夏~秋あたりにはミニエースマンの発表が期待できそうですね。

下記に今回の最終開発テストで撮影されたミニエースマンの写真を掲載しますので、どんな車両なのか、イメージを膨らませてみてください。