定期的にミニのタイヤ空気圧はチェックしてる？車種ごとの空気圧をタイヤサイズごとに調査！

2025.12.22MINIの基礎知識

ミニのタイヤ空気圧、最後にチェックしたのはいつ？

ミニに限らず、季節の変わり目には気温の変動でタイヤの空気圧が大きく変わります。寒くなり始めると気温低下で空気圧が下がり、暖かくなってくると上昇します。「タイヤの空気圧なんて少しくらい変わってもいいじゃないか」と思うかもしれません。しかし、タイヤの空気圧はブレーキ性能や燃費に影響するため、定期的なチェックは非常に重要です。

タイヤの空気圧は高すぎても低すぎてもブレーキ性能が低下し、スリップや制動距離の延長につながるため危険です。空気圧が高すぎるとタイヤと地面の接地面積が減り、タイヤが路面に食いつかず制動距離が伸びてしまいます。空気圧が低すぎてもタイヤのグリップ力が低下し、安定した制動が難しくなるため注意が必要です。

タイヤが適正空気圧に調整されていないと燃費も悪化します。「最近、前ほど燃費が良くないなぁ…」と思う方はガソリンスタンドなどでタイヤの空気圧をチェックしてもらった方がいいかもしれません。特に寒くなる時期は空気圧不足になりやすいので、月1回以上の頻度で、できるだけタイヤが冷えた状態で指定空気圧に調整することが、安全性と燃費向上のために重要です。

タイヤの空気圧が高すぎたり、低すぎたりするとどうなる？　危険？

タイヤの空気圧が高すぎると、タイヤ内部からの負荷が大きくなりバースト（タイヤの破裂）しやすくなる危険性があります。高速道路を走行するとタイヤが温められ、空気圧がやや上昇します。そのため、一般道路では大丈夫でも高速道路を走行中にタイヤがバーストしてしまうリスクがあります。空気圧は高すぎるのも大変危険なので注意してください。

また、タイヤの空気圧が低すぎるのも問題です。空気圧が低すぎるとタイヤのたわみが生じます。タイヤがたわんだ状態で高速走行すると、タイヤの地面との接地面後方が波打つように変形し（スタンディングウェーブ現象）、それが繰り返されてタイヤ内部が異常発熱、最終的にバーストに至ります。運転中に車体の小刻みな振動や、ゴムが焼けるような異臭を感じたら前兆の可能性があるので注意してください。

ミニのタイヤ空気圧はどこで確認できるの？

ご自分のミニのタイヤ空気圧の確認は大変簡単で、運転席のドアを開き、車体に貼られているラベルで確認できます。ラベルにはタイヤサイズや乗車人数、タイヤの前後で指定値が異なるため、注意してください。

ご自分のミニのタイヤサイズはタイヤの側面を確認してください。上記写真のように記載があるはずです。このミニの場合、「17インチのホイール径で、取り付けられているタイヤ幅が205mm」となります。

ミニの車種別、タイヤサイズ別の適正空気圧は？

最後にミニの車種別、タイヤサイズ別の適正空気圧をご紹介します。ただ、ご自分のミニの適正空気圧は実際に貼られているラベルの数値を守ってください。ミニの場合、年式によって貼られているラベルに表記されているタイヤサイズが違ったり、記載されている適正空気圧の数値が違っている可能性があります。また、下記に記載してあるミニの車種別の適正空気圧はどれも第4世代の現行モデルでの適正空気圧になります。同じ車種名であっても古いモデルになると、車重などが違うため、適正なタイヤ空気圧の数値が違う可能性があるため、必ずご自分のミニに貼られているラベルに記載されている数値に従ってください。

なお、一般的な車ではタイヤの前後の空気圧が同じことが多いですが、前輪駆動で重いエンジンが前に搭載されているミニの場合、前側のタイヤの空気圧の方が指定されている空気圧がやや高めになっていることも覚えておいてください。

ミニ3ドア（F66）のタイヤ空気圧

ミニ5ドア（F65）のタイヤ空気圧

ミニコンバーチブル（F67）のタイヤ空気圧

ミニカントリーマン（U25）のタイヤ空気圧