MINI新車購入ガイド

第4世代の新型ミニコンバーチブル(F67)を徹底解説、旧型モデルとの比較も紹介!

2024.10.29MINI新車購入ガイド

第4世代ミニコンバーチブル(F67)、ミニクーパーS、ミニクーパーCの国内販売がスタート


2015年10月に登場した人気モデル、第3世代ミニコンバーチブル(F57)がフルモデルチェンジし、新たに登場したのが第4世代ミニコンバーチブル(F67)です。新型ミニコンバーチブル(F67)のベースとなったのは2024年3月に発表された4名乗車モデルのミニ3ドアで、ルーフ部分のソフトトップを開閉することで爽快なドライブを楽しむことができ、ミニコンバーチブルは旧世代の頃から多くのミニファンに愛されてきました。

新型ミニコンバーチブル(F67)の電動ソフトトップは約30km/hまでであれば走行中でもスイッチひとつで開閉が可能となっています。ソフトトップが全開するまでの時間は約20秒で、ルーフを40cmだけ開くサンルーフモードモードも備わっており、開放感を楽しむことができます。また、車内の空気の流れを整えてキャビンの温度を下げ、風をさえぎり快適性を向上させられる折り畳み収納が可能なウインドディフレクターも標準で装備しているのも特徴です。

オープンカーモデルは旅行や帰省時の荷物の積載スペースに限りがあることを気にする人もいますが、後部座席を倒さない場合のトランク容量が215Lでミニ3ドアの210Lとそん色ありません。後部座席をすべて倒せば最大積載量が665Lとなり、2人旅であれば充分なトランク容量が確保されています。

第4世代の新型ミニコンバーチブル(F67)クーパーC、クーパーSと第3世代ミニコンバーチブル(F57)のトルク、出力比較

続いては第4世代の新型ミニコンバーチブル(F67)クーパーC、クーパーSと第3世代ミニコンバーチブル(F57)をいろいろな点から比較してみましょう。まずは両モデルのパワー比較から。下記が新型と旧モデルの出力、トルクの比較数値になります。

新型ミニクーパーC(F67) 新型ミニクーパーS(F67) 3代目ミニクーパー(F57) 3代目ミニクーパーS(F57)
最高出力 163ps 204ps 136ps 192ps
最大トルク 250Nm 300Nm 220Nm 280Nm

旧モデルと比較すると新型ミニコンバーチブル(F67)は最高出力、最大トルクともに数値が向上しています。クーパーC(旧モデルではクーパーと同等)の性能向上が著しいように見えますが、これはクーパーCのエンジンが4気筒エンジンに対して旧モデルのクーパーは3気筒エンジンだったことが理由でしょう。

新型ミニコンバーチブル(F67)の詳細なカタログ数値については下記記事をご覧ください。

第4世代の新型ミニコンバーチブル(F67)クーパーC、クーパーSと第3世代ミニコンバーチブル(F57)のサイズ比較

続いては>第4世代の新型ミニコンバーチブル(F67)クーパーC、クーパーSと第3世代ミニコンバーチブル(F57)のボディサイズを比べてみましょう。

新型(4代目 F67) 3代目(F57)
全長 3880mm 3835mm
全幅 1745mm 1725mm
全高 1435mm 1415mm

新型ミニコンバーチブル(F67)のボディサイズが旧モデルよりわずかに大きくなっていますが、旧モデルからの乗り換えで気になるほどではないでしょう。

第4世代の新型ミニコンバーチブル(F67)と第3世代ミニコンバーチブル(F57)のデザインの違い


第4世代の新型ミニコンバーチブル(F67)と第3世代ミニコンバーチブル(F57)の比較の最後はエクステリア、インテリアを比較してみましょう。まずは両モデルの前後左右からの写真を下記に掲載します。

第4世代の新型ミニコンバーチブル(F67)の前後左右からの写真

第3世代のミニコンバーチブル(F57)の前後左右からの写真

新型ミニコンバーチブル(F67)と第3世代ミニコンバーチブル(F57)のフロントマスクの違い


上記写真は左が新型ミニコンバーチブル(F67)、右が第3世代ミニコンバーチブル(F57)になります。第3世代ミニコンバーチブル(F57)は2021年に最後のマイナーチェンジが行われ、フロントグリルデザインが従来のモノから大きく変更となりました。こうして見比べると新型ミニコンバーチブル(F67)のフロントマスクのデザインは最終型の第3世代のモノを受け継いでいることがよくわかります。

ミニファンに違和感がない新型のフロントマスクデザインですが、よく見ると第3世代まではあったボンネットのエアインテークが無くなっています。第3世代までのエアインテークは実際は機能していない装飾的なデザインでしたが、新型ミニコンバーチブル(F67)はよりシンプルに進化したのでしょう。

新型ミニコンバーチブル(F67)と第3世代ミニコンバーチブル(F57)のリアビューの違い


上記写真は左が新型ミニコンバーチブル(F67)、右が第3世代ミニコンバーチブル(F57)になります。第4世代ミニのリアビューはミニ3ドアの場合は第3世代から大きく変わりましたが、ミニコンバーチブルでは旧モデルのデザインを残しています。ミニ3ドアではリアガーニッシュ(トランクを開閉するための手すり部分)やテールライト形状が大きく変更されましたが、新型ミニコンバーチブル(F67)は従来からのミニのレトロで可愛らしいデザインを上手に踏襲してくれています。

当然ながら、新型ミニコンバーチブル(F67)になり変化した部分もあります。リア側のテールゲート(トランクのドア部分)下のグリルデザインがシンプルになり、ボディ下のセンター2本出しテールパイプ(マフラーのエンド部分)が見え無くなりました。新型ミニコンバーチブル(F67)はガソリンエンジン車のみのラインナップなので当然マフラーは取り付けられていますが、マフラーエンド部分は見えない位置に隠されて配置されています。

新型ミニコンバーチブル(F67)と第3世代ミニコンバーチブル(F57)のコクピット周りの違い


まずは新型ミニコンバーチブル(F67)と第3世代ミニコンバーチブル(F57)のコクピット周りの下記写真をご覧ください。上記写真は左が新型ミニコンバーチブル(F67)、右が第3世代ミニコンバーチブル(F57)になります。

新型ミニコンバーチブル(F67)からコクピット周りのデザインは大きく変わりました。ダッシュボード周辺のスイッチ類が非常にシンプルになり、中央の液晶パネルにスピードメーターが移動し、ハンドル前には補器類が無くなっています。従来のミニは飛行機のコクピットのようにスイッチ類がたくさんあり、その遊び心のあるデザインが人気でした。新型ミニコンバーチブル(F67)となり、内外装ともにシンプルなデザインを心がけているのがコクピット周辺のデザインを見てもよくわかりますね。

>新型ミニコンバーチブル(F67)の販売価格について

販売価格(税込)
ミニクーパーC 464万円
ミニクーパーS 514万円

最後に新型ミニコンバーチブル(F67)の販売価格をご紹介します。2024年10月現在、今すぐ注文した場合でも納車次期は2025年春頃の予定となっています。